カイロプラクティック（背骨矯正療法）は、1895年に米国の「パーマー」により創始された治療方法です。
カイロプラクティックの名称は、ギリシャ語で「カイロ」は「手」、「プラクティック」は「技」を意味する造られた言葉。
WHO世界保健機関では補完代替医療に位置づけています。
発祥国のアメリカや、オーストラリア、ヨーロッパ諸国などの一部の国(およそ40か国)では、主に筋肉骨格系の障害を扱う背骨健康管理の専門家として法制化されています。
世界保健機関WHOの定義は、「筋肉系、骨格系の障害とそれがおよぼす健康全般への影響を診断、治療、予防をする専門職である。

治療方法は、手によって行われる関節アジャストメントあるいは骨格マニピュレーションを特徴とし椎骨の小さな歪みに注目している」。
ただしカイロプラクティック Chiropractic の定義は、いろいろな協会や教育機関で異なっている場合も多くみられます。
また、中には苦痛症状要因が背骨などの骨（運動分節）の構造的、機能的な異常(サブラクセーション)だと考え、その異常(サブラクセーション)を手や矯正器具により正しい位置に調整することで痛みやシビレを治療するうことがカイロプラクティック Chiropractic だと考える人々がいます。
米国カイロプラクティック協会(en:American Chiropractic Association)が定義する「カイロプラクティック」 「Chiropractic」 とは、筋肉系、骨格系と神経系の病気に特化した医術と定められている。
カイロプラクティック治療者は薬品/外科的手術はせず、カイロプラクティック独特の手技による矯正法を施術方法の主な手段とし、検査・診断と施術を行っています。
カイロプラクターは体に関する様々な分野の知識を持っていて、手技療法に加え、理学療法やリハビリ、栄養・食事指導や生活の習慣の指導も行っています。
カイロプラクティック（脊椎指圧療法）の呼称はギリシャ語の Chiro（手）と Prakticos（技）を合わせて造った造語になります。
このことは上記の「サブラクセーション」（背骨の小さなズレ）の治療のために「アジャスト」と言われる手技療法を行うことにあります。
WHO は、カイロプラクティック（脊椎矯正療法）を代替医療として位置づけています。
カイロプラクティックは、脊椎矯正術の一つです。

カイロプラクティック（脊椎矯正法）の他にもオステオパシー・スポンディロセラピ-など脊椎矯正術があります。
米国（アメリカ）の治療家ダニエル・デビッド・パーマー が創られた。
疾患は神経の機能の障害から発症するという哲学に基づいて、身体、主に背骨の関節の指圧によって神経の機能回復を目的とした治療法なのです。
19 世紀に米国で体系づけられた神経機能の障害に対して行う施術法です。
脊椎（せきつい）の歪（亜脱臼）みを整え、神経の機能を正常化させ、各組織や器官の異常を改善する。
カイロプラクティックは筋肉骨格系の障害とそれらが及ぼす肉体への作用を判断、治療、予防をする専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎のマニピュレーション（アジャストメント）を含む徒手を特徴とし、主に脊椎の少しのズレ（神経系の働きを妨げ生理学的変化を起こす因子）に注目する治療です。
簡単に言えば…骨のゆがみ、特に骨格（脊椎）の歪みを手や矯正器具によって矯正することで神経の働きを改善する施術方法です。
すなわち人間の肉体を制御するのは脳につながる神経組織で、その神経系の働きがよくなれば自然に人は疾病の軽快とともに健康的になるということです。
健康管理・システムの中における骨格健康管理の専門職。
神経筋骨格系の機能、健康全般そして日常生活の質をより高める機能を持っている。
最近のリサーチと臨床経験に基づき、主に脊椎(背骨）と神経系の関りを重視しながら治療、診断、検査に専門的なアプローチをする。
手技矯正、体操、患者教育など含み、特に脊椎アジャストメントを執り行う教育を受けた専門職です。
カイロプラクティック 「Chiropractic」 は、まず既往歴を取り、姿勢バランス分析など各種検査を行っていきます。
そして骨格のバランスを総合的に診断して施術手法を統合病状や体の特徴に合わせた治療のテクニックを使用します。

整体（せいたい）は日本語ではふつう手技を用いた民間療法、代替医療を表す言葉です。
また、身体を整える施術法について使われる言葉。
日本語としては大正時代に使用されるようになった語句で米国で生まれた療法・整骨医術を整体（せいたい）と訳したのが始まりのようです。
現在、ふつうに用いられる意味では、カイロプラクティックに似ている骨格の矯正（主に脊椎・骨盤）を目的とした手技療法を指して使用されるケースが多い。
脊椎・骨盤・四肢など、肉体全体の骨格や関節の歪みの矯正、骨格筋の調整などを、手を使った手技（しゅぎ）と調整器具で行う技術およびその方法を指しているという意見もあるが統一された体系はない。
手技的療法により色々な病気を改善することを目指す療法は「マニピュレーション」と総称されるが、この代表といえるのがカイロプラクティック(Chiropractic) とオステオパシー (Osteopathy)である。治癒力を活かすことと手技が中心であるという似た部分があるが、治療の哲学や着手方法の仕方は違っています。
どちらも19世紀後半にアメリカで体系づけられた療法（りょうほう）です。カイロプラクティック（脊椎矯正法）は脊椎の椎間関節の「サブラクセーション」（亜脱臼、不全脱臼）を手技によって矯正「アジャストメント」することで、肉体を回復させていこうとするものである。「オステオパシー」は肉体の構造の歪みは血液の循環んに悪い作用をあたえ、神経の伝達や内分泌、血液やリンパ液の循環を妨害すると確信し、背骨だけでなく全ての筋繊維や骨格、内臓器、頭蓋骨が治療法の対象とします。
脳脊髄液（のうせきずいえき）の流れの改善やリンパ液の流れの回復も目的とされる。カイロプラクティック（背骨矯正療法）・「オステオパシー」の理論・技術は整体や指圧（しあつ）などの日本の徒手矯正に大きな影響を与えた。

整体（せいたい）では決まった手順は無く、施術する人によって治療する事は違う。大正の頃伝わったオステオパシー (Osteopathy)やカイロプラクティック（背骨矯正療法）など欧米伝来の治療法を主とする整体、日本古来の武術の柔術や骨法などの流派に伝承される施術を利用した整体（せいたい）、中国医学の徒手矯正を取り入れた整体（せいたい）、団体の独特の治療方法などを加えた整体などある言われています。
民間療法であり、医療制度から見れば補完代替医療の一種ですが、保険の適応外であるため、通常医療と共に病院で治療として利用されることはない。法律からは医業類似行為の一種とされます。「整体術（せいたいじゅつ）」・「整体法」・「整体療法」 ともいわれています。明治頃に現れた民間療法で、指圧、カイロプラクティック（脊椎指圧療法）、オステオパシー、光線治療、電気治療などの方法で病気回復の目的で業となす行為を「療術」と言うが、整体もこの一種とされた 。
整体（せいたい）は論理・術の両方とも統一されていないため、整体（せいたい）を冠する療法家めいめいが、自説を語っている。
カイロプラクティック（背骨矯正法）のような科学的・物理的治療と、中医学・漢方医学の経絡理論・通常医療で臨床に使われる「内臓体壁反射」などの理論の合わせたものとなっています。
身体の骨の関節（脊柱・骨盤・・四肢・顎関節等）の歪み（ゆがみ）・ズレの調整と筋繊維のバランス調整などを中心に手足を使った技（道具を使用する場合も）でする治療である。